R'sコラム

大人の法則

第7話

失われゆくもの

 

 気が遠くなるような大長編小説「失われた時を求めて」(マルセル・プルースト。もちろん完読してません・・・)は、過去の記憶に旅するという美しい話ですが、現実には失われた時を一から取り戻すのは無理な話です。過去(の若さ)に執着するより、さりげなく補う方が、ずっと美しい、賢い大人のおしゃれではないでしょうか。

清潔感・透明感

 若い頃、私は古着が好きで、洋服も着物もほとんどアンティークばかり着ておりました。それは楽しい思い出で今でも捨てられない物もありますが、まず着ることはありません。今着ても服も自分もなんだか薄汚れて見えるのです。やはり、若くてピチピチした頃にまったく時代の違う古いものを着る、そのコントラストがおしゃれなのであって、お古!がお古を着ても面白くもなんともないのですね。
 きちんとお風呂に入って洗濯したものを着ていても、加齢による素材の不透明感は少なからず避けられません。着るものやお化粧、髪型などで、清潔感や透明感を演出する努力と工夫が必要でしょう。
【気をつけていること】 きたない色・素材は避ける。しわくちゃなものは着ない。だらしなく着ない。厚化粧はしない。まめに美容院に行く。清潔感のない言動などは論外。

艶・輝き

 実は最近、光り物好きです。ほんの少しのラメ入り、メタリックプリント、シルキーな表面変化、ご存知マットなメタリック感が自慢のボストン・・・などなど。やはり失われゆくものを無意識に補っているのでしょうか。若い頃より似合ってきたのはうれしい(?)ことです。必要の美?。まだラインストーンやスパンコールまではいってませんが、もうすぐかもしれませんね。
 気をつけたいのは、あくまでもさりげなく。補いすぎるとオバジェンヌになってしまいます。
 【心がけていること】 艶のポイントは髪、爪、唇。明るすぎるヘアダイ、きつすぎるパーマは場末なイメージ。光り物はカジュアルに。エステに行くより自分でエクササイズ&ストレッチ。

新しい感覚

 スタイルのずーと変わらない人っていますね。どこかで止まっちゃっている人も。(昔アイドル、今もアイドルみたいな・・・) 飽きないのかな?不思議です。
 私は好みははっきりしているのですが、何があっても変わらず好きなものってないです。インテリアでもファッションでもヘアスタイルでも、どんなに気に入ったスタイルでも飽きます。そして新しく見つけた好きなものをどう取り入れるか、そう考えている時はウキウキしてとても楽しいです。新しい物好き?若干ミーハー、まぁ、その気になりやすいタイプなのでしょうね。
 自分の変化もまわりの変化も楽しむ余裕がほしいもの・・・と思うのですが。
 【心がけていること】 出歩く。人に会う。ものをつくる(クリエイティブな作業は新しい感覚を伴うものですから)

 

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