R'sコラム大人の法則第5話大人になるほど豊かになる配色センス イメージ編
とくにレッスンを受けなくても色のセンスのいい人っていますね。配色にはテクニックもありますが、ベースになるのは美しいと思った経験からなる個人の美意識のように思います。センスのいい人って色に対しての感受性が豊かで、自分のカラーイメージとしてできあがっているのでしょう。 国の色 旅のワードローブ:旅支度をするとき、まずその国の色をイメージします。同じきれいな色でも、フランスなら透明感のある軽やかな色、イギリスなら煙ったようなすこしグレイッシュな色、アジアなら強い日差しに映えるビビッドカラーなど。その国の空気の色や町並みにしっくりと合って気分よく過ごせます。また当地でなにか買い足しても手持ちの物と違和感なく、旅のおしゃれがぐんと楽しくなります。 ショッピング:フレンチカラーのニットに合わせてベージュのトラッドなボトムを、なんていうとき、英米系のショップで買うとシンプルなものでも微妙に色が合わずがっかりすることがあります。手持ちの服に合わせるときは、同じ原産国のもので捜すと失敗が少ないです。 インテリア:もっとも各国の文化・歴史を感じます。気候や風土、伝統からその国のインテリアカラーは決まっています。メーカーが違っても、昔に買った物でも、色のトーンはほぼ同じ。同じ赤、同じグリーンがあってさすが!と思います。 以上もちろん、知った上でミックスするのは経験とセンス次第です。
自然の色 旅先での風景や、生けた花、旬の野菜の色彩に感動することがありませんか。自然界から色を引出せばすばらしいハーモニーが生まれます。そういえば色の名前は自然界の産物からつけられていることが多いですね。マスタード、マロン、コニャックなど、色名でいうよりイメージ湧きませんか。 さて、私が好きな森のイメージ。緑と茶だけではありません。森のグリーンといってもシルバーがかったグリーンやイエローみのグリーン、濃いモスグリーン、幹や枝の茶も白っぽいベージュから黒に近い茶まで。さらに紅葉色、枯葉色、木の実、きのこのベージュ、動物たちの毛皮の色、鳥・・・。 ■■■■■■■ ■■■■■■ 他にも、アンリ・ルソーの静かな森のグリーンと横たわる裸婦やライオンのベージュのコントラスト。奄美の孤高の画家、田中一村の描いたジャングルのグリーンとアカショウビン(鳥)の赤。青い物ばかり集めてメスに求愛するアオアズマヤドリの青い巣。 いろいろな土地へ旅したり、アートに触れたり、おいしいものを食べたり、おしゃれしたり、習い事をしたり・・・そんな経験や感動や失敗?が、イメージする想像力を豊かにしてくれます。自分なりに取り入れて楽しむ知恵をつけてくれます。歳を重ねただけ豊かになる・・・そう考えるとこの先どう彩られるのか、人生楽しいではありませんか。
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