R'sコラム

大人の法則

 

第2話

出番のない服

あなたのルールを決める その1「快適なスタイル」

 

 クローゼットにはたくさん服があるのに、着る服がない・・・
 気に入っていてとても似合うのに、めったに着ることがない服・・・
 ああ、捨てるべきか置いておくべきか、出番のない服。

 大人になると、好き嫌い、似合う似合わないの前に、その場にあった服というのが快適になるのですね。’場違い’というのがとても居心地の悪い、くたびれるものになります。
 そこで、現在の服を着る場面というのをシーンごとに把握してあなたのルールをつくっておくことをおすすめします。

 たとえば、私の場合でしたら、時間の長いシーン順に、
A.パソコン操作、デザイン作業(切ったり、貼ったり、描いたり)、商品撮影をするための、ニットやストレッチのきいた楽な服。
B.接客、外出(展示会・材料仕入れ・打合せ・リサーチ)用にその上からはおれる、カジュアルでちょっといいジャケット、コート、小物アクセサリー。これで旅行も行けます。
C.スポーツクラブ行き帰り用。
D.オフの外出用(買物・食事・映画)に、スカートやワンピースのちょっと女っぽいカジュアル。(若干希望的意見入ってますが・・・)
E.フォーマル

となります。まとめると、私のスタイルは人に会える程度のカジュアルをベースに、シーンによってちょっとカジュアル度をずらす・・・というものです。

 同様に、仕事がかっちりスーツの人は、オフもトラッドなジュアルにすると無理がないでしょうし、女らしいソフトスーツがメインのスタイルならフェミニン系のカジュアルに。子育て真っ只中の方は、汚れてもざぶざぶ洗える元気なカジュアルをベースに、おしゃれ着もうんとカジュアルに若々しく楽しめばいいでしょう。

 要は、一番出番の多いシーンをスタイルのベースに、他のシーンへは少しシフトさせるだけ、がらりと変えない、というのが服のデッドストックをつくらないポイントではないでしょうか。モデルさんのようにいろんなスタイルが着こなせたとしても、それぞれ組み合わせるものを揃えていたら、その管理はたいへんなものになります。そして、一度自分のルールを作ったら、世の中のほかのルールは横目で楽しみつつもあまり惑わされないことでしょうね。もちろん、あなたのシーンが変化したときは見直しが必要ですが。

 最後に、友人曰く、
「でもね、ファッションの楽しみのひとつにに変身願望っていうのもあるわよ」
たしかに。人間はギャップを楽しむ動物ですから。気分転換も必要。その場合は思いっきりハズされることをお勧めいたします。

 

▼バックナンバーはこちらから

HOME